2017.06.30 Friday

6/30(金) 学びあう教員集団づくり

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学舎の窓ー校長室だよりー


〈写真:研究授業  グループディスカッション 板書発表〉
 やや硬いタイトルですが、職員の今年度の重点目標です。「学びあう教員集団作り」。全教員が年1回研究授業を行い、授業力の一層の向上を図ります。授業力向上は言うまでもなく、生徒の学力向上の最大の要素です(生徒本人の意欲がもっとも大切です)。今週は、国語科の2名の若手先生の研究授業がありました。現代文で「山月記」、古典で「十六夜日記」。2人一組で文章を読みあうペアワーク、4人グループで話し合うグループディスカッションの生徒活動。古典日記の歴史的背景を、Ipadのパワーポイント画面をテレビモニターに映して説明して理解を深める工夫。Ipadだと強調したい部分を拡大するなどして、生徒の注意を引き付けていました。「研究」授業にふさわしく、授業を見学に来られた先生方にも大いに参考・刺激になる内容でした。

〈写真左:Ipadで拡大した文字画面  右:研究授業参観〉

2017.06.29 Thursday

6/29(木)  ソロモン諸島

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学舎の窓ー校長室だよりー


〈写真:ソロモン諸島 ウィキペディア等より〉
 一昨日(6/27)、一人の若者がソロモン諸島(Solomon Islands)という赤道に近い南太平洋の国に向かって、成田空港から旅立ちました。3月まで本校で理科(生物)の非常勤講師をしていただいた方です。時間講師であるにもかかわらず、放課後等生徒の勉強をよく見てくれたことが忘れられません。4月から6月中旬までの70日間、長野県で青年海外協力隊員としての派遣前訓練を受け、晴れて出発しました。2年間、現地の中学・高校で理科を教えるそうです。帰国は2019年6月。離日前最後のブログでは、「多少の不安はありますが、言葉が通じるとか通じないとか含めて、きっとなんとかなると思ってます」とありました。チャレンジする人の大らかさがにじみ出ていて、気持ちがいいです。
 現2、3年生は、彼の本校での最後の挨拶でこのチャレンジを聞いています。生徒たちに夢を与えてくれるいいお話でした。海外に出る。人の役に立つ。あっぱれな若者だと思います。充実した2年となることを、生徒とともに祈っています。2年後、現1年生が3年になっている時、真っ黒に日焼けした顔で帰国報告をしてくれることを夢見たいと思います。御無事で。

〈写真:位置と国旗 ウィキペディアより〉

2017.06.28 Wednesday

6/28(水) 18歳選挙権  

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学舎の窓ー校長室だよりー


〈写真:放送による生徒総会 生徒会長挨拶〉
 朝読書の時間などを利用して「生徒総会」を行いました。全校生徒が集合できるスペースがないため、放送による各クラス方式となります。生徒会長挨拶のあと、H28年度の活動報告、決算報告、H29年度の活動計画、予算案等が説明、提案されました。校舎の構造上質疑応答ができないので、質問は生徒会本部へ直接、各提案事項の承認は後日という段取りです。前向きな生徒会本部役員が、環境を理由にせず可能な方法で生徒会活動をしっかり行っていると思います。1時間目の3学年集会では、地歴公民の先生から18歳選挙権についての話がありました。7月2日に都議選があり、それまでに誕生日が来ている都内在住の3年生は、選挙権を行使することになります。公民としての自治意識を持つためにも、日常的な生徒会活動も大切だと思います。
 昼休みのギター部ホール発表は、珍しく男子生徒の観衆が前列を陣取りました。3年生男子が童謡「象さん」のギターソロ。今までに見たことのないような独特の音楽空間を作り出して、大きな喝さいを浴びていました。もうひとグループは部長・副部長率いる3人ユニット。安定感ある演奏と透明感あふれる歌声でした。

〈写真:珍しく男子が最前列を占めて・・〉

〈写真左:童謡「象さん」 右:YUI「Summer Song」〉

2017.06.27 Tuesday

6/27(火) 東京都選抜選手権大会

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学舎の窓ー校長室だよりー


<写真:陸上競技部 於:夕暮れの大井陸上競技場>
 高校生の運動系の団体に高体連(高等学校体育連盟)と高野連(高等学校野球連盟)などがあります。高体連の全国大会が高校総体(インターハイとも)、高野連の夏の全国大会が選手権大会(夏の甲子園大会とも)。それぞれ多くの部が、6月から7月が全国大会の地区予選の時期で、3年生にとってそれは敗れれば「引退」となる試合になります。6月も終わりに近づき、多くの部がそうして3年生が引退していきました。結果としてインターハイ出場を勝ち取った部はありませんが、プロセス(過程)として充実し、得るもの多かった部活動であったことと思います。そんな中、運動系で今なお様々な大会向けて3年生が現役を続けている部もあります。東京都高体連の学年別選手権大会への陸上競技部、全国選手権大会(来年正月)へのサッカー部、そして夏の甲子園(選手権大会)への野球部。勉強との両立に苦心しながら、頑張ってください。
 以下、この週末の陸上競技部の大会の様子を顧問の友松先生からの報告です。

 6月24、25日に大井陸上競技場にて、第38回東京都高体連第一支部学年別陸上競技選手権大会が行われました。24日は晴天、25日は1日中雨の中での試合となりましたが、標準記録突破し7月の東京都選抜選手権を目指し合計8名の部員が出場しました。4×100mRでは、個人の特性が一番反映しやすいように走順を変え出場し、自己ベストの43秒75を記録し第7位入賞。また、4×400mRでは、大幅にベストを更新することができ3分28秒15で、第4位に入賞しました。しかし、この2つのリレー。ベストを更新し入賞を果たしたものの、選抜選手権への標準記録をそれぞれ0.25と0.15 オーバーしてしまい、出場を逃してしまいました。0.01を競う陸上競技において、そのタイムの重さを改めて実感しました。
 今回、標準記録を突破した3年塩塚(100m.200m)、岡田(400m)の2名は7月の本戦への出場が決まっています。他の3年4名は、この試合をもって現役引退を致しました。得たことを大事にして、仲間を大事にして、また新たな道を進んでくれることと思います。応援、ありがとうございました。

2017.06.27 Tuesday

6/27(火) 絆

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〈写真:“引退試合” 於:府中市民球場〉
 恒例となっている野球部3年生で控え(7月上旬の登録変更まで確定ではありません)となった選手たちの“引退試合”が、放課後、府中市の府中市民球場で足立学園高校との間で行われました。どの選手も、レギュラーとして甲子園出場、を目標に二松学舎野球部に入ってきます。真剣で激しいポジション争いの結果、レギュラーと準レギュラー、控え選手に分かれるのは、勝負の世界の厳しさとして受け入れざるを得ない現実です。しかし、気持ちを一つにして頑張ってきた青春そのものにはレギュラーも控えもありません。よく頑張った、として企画される“引退試合”は、球場に集まっていただいた選手の保護者の皆さまを含め、様々な思いのこもった熱い企画です。私が試合応援のため学校のグランド(柏市)へ顔を出すと、必ずお茶を運んできてくれたあの選手、パイプ椅子の汚れを丁寧にふき取って用意してくれたあの選手、そして試合の合間に黙々とグランド整備をしてくれていたあの選手たち。そんな、時に裏方に回ってくれていた選手たちが、勝敗とは別に、培った力を伸び伸び発揮してグランドを走り回る姿を見ていて、目頭が熱くなる思いでした。悔しさがないわけはないと思います。しかし、素晴らしかった。2年半、よく頑張った。
 球場には、保護者の方や先生方に加え、この選手たちに支えてもらった先輩たちも駆けつけてくれました。もちろん、今春プロ野球選手になったり大学へ進んで野球を続けている選手たちも。二松野球部の底力の源泉を見た気がします。
 高校野球というスポーツは、その瞬間にフィールドにいる9人の選手だけで戦うわけではありません。みんなの力を合わせて戦う二松學舍野球部の夏の挑戦は、これからです。甲子園目指して、頑張っていきましょう。

〈写真左:選手たちのミーティング 右:保護者の方に折っていただいた千羽鶴「絆」〉

〈写真:試合後、3年生の選手、保護者の方一緒になって・・〉


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